自宅のネットワーク環境を一新したので、自分のRaspberry Piのネットワーク設定も変更したのですが、以前の環境で固定IPの実験をしていたので、DHCPに一旦直すのに手こずってました。 そこで、備忘録的な感じで、Raspberry PiでのWi-Fiの設定について書いてみようと思います。 今回想定する環境は、Raspbian 8.0 (jessie)
です。
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
内に、接続するWi-FiのSSIDとパスフレーズを指定します。 以下はSSIDがhoge_network
、パスフレーズがhoge00000piyo
とします。
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
内に追加network={
ssid="hoge_network"
psk="hoge00000piyo"
}
/etc/network/interfaces
内に、wlan0
というインタフェースでDHCPを使うように設定します。
以下はDHCPで設定する場合です。
allow-hotplug wlan0
# DHCPの場合
iface wlan0 inet dhcp
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
/etc/dhcpcd.conf
内に固定IPに関する設定を記述します。 Raspbian 8.0
以前では、/etc/network/interfaces
内に固定IPに関する設定を記述するようです。 以下はIPアドレスを192.168.1.5
(ネットマスクは255.255.255.0
)に固定し、ルータとDNSサーバが192.168.1.1
の場合の設定です
/etc/dhcpcd.conf
内に追加# Wi-FiでのIPアドレスを固定
interface wlan0
static ip_address=192.168.1.5/24
static routers=192.168.1.1
static domain_name_servers=192.168.1.1
上記のDHCPを用いる場合は、/etc/network/interfaces
を編集していますが、固定の場合は、以下のようになるはずです。
/etc/network/interfaces
内allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet manual
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
設定を反映するには、ネットワークを再起動します。 今回はwlan0
を再起動します。 以下のようにコマンドを実行することで、wlan0
を再読み込み出来ます。
# ifdown wlan0
# ifup wlan0
#
固定IPにした時に、/etc/dhcpcd.conf
に変更を加えた事をすっかり忘れていて、/etc/network/interfaces
で固定IPの設定がされていると思い込んでいました。(固定IPに設定を加えた当時、わけも分からず/etc/network/interfaces
にも固定IPの設定を記述していました...) おかげで、固定IPからDHCPに設定し直す時に、/etc/dhcpcd.conf
の修正前の設定が反映され、しばらく悩んでいました... 固定IPに設定する方法で調べて、やっと/etc/dhcpcd.conf
の内容を修正して、インターネットに接続出来ました... 個人的な内容が含まれていましたが、とりあえず解決したので、今回はここまで。